# 床と天井——AIとの距離の測り方 AIを使い始めた人と使い込んだ人の差は、知識の量ではない。どこまで触れたかの記録である。この記事は、その触れ方の距離を測る物差しとして、成長の4段階を導入する。 ## 対比: 床と天井 測るべき距離は、2つの線で説明できる。 床は、道具の性能と価格の水準を指す。床は自動で上がる。待っていても、毎月良くなる。この線の高さは市場が決め、個人が努力で変えられない。 天井は、最高性能を使い切ったときに見える壁の位置を指す。天井は触れた分しか上がらない。記事で知った壁の位置は、まだ自分のものではない。測って初めて、天井は個人のものになる。 ## 分岐: 同じ進歩、2つの読み この2つの線の間で、同じ道具の進歩が2通りに読まれる。脅威として読めば、床の上昇は自分の仕事の値下がりに見える。足場として読めば、床の上の作業は外注に回せるものであり、空いた時間で天井側に取り組める。 どちらの読みも事実に反しない。分かれ目は読みの側にあり、読みは測定で変えられる。 ## 深部: なぜ4段階か 「AIを使えるか、使えないか」の二択では、距離を測ったことにならない。距離は4つの段階に切る。知る・比べる段階では、最高性能と手元の道具の差を、自分の仕事で比べて確かめる。試す・扱う段階では、難しく重要なタスクに最高性能を当てて、壁の位置を測る。仕組みにする段階では、定型を安い側に預け、測定と改善の往復を運用に組み込む。広げて事業にする段階では、その仕組みを仕事やサービスとして広げ、費用と成果を共通の物差しで眺める。 段階の移行条件を細かく定めた物差しは、いま研究開発中であり公開していない。この記事で使うのは、上の4段階の一般論である。 ## 診断導線 物差しを持つことと、自分の位置を知ることは別である。位置を知る最初の一歩は、いまの関心に近い入口を1つ選ぶことだ。診断を選んで、自分の段階を確かめてほしい。 ## Campaign locked propositions - 床は自動で上がる - 天井は触れた分しか上がらない - 床は脅威にも足場にもなる - 同じ30円が、ある人を代替し、別の人を拡張する - 定着した仕組みは床の上昇で陳腐化(腐敗)する。評価と改善ループで検知し、構成を作り直して登り直す ## 自己開示 日常はLuna。それは最高性能に触れた後の配分である ## 成長の4段階(一般論) | 段階 | 何をしているか | |------|----------------| | 1. AIを知る・比べる | 気になる仕事で複数のAIに同じ指示を出し、出力を比べる | | 2. AIで試す・扱う | 難しく重要なタスクを選び、AIにどこまでできるか試す | | 3. AIを仕組みにする | 繰り返す手順をまとめ、同じ結果を出しやすい形にする | | 4. AIを広げて事業にする | 同じ仕組みを他の業務・顧客に広げ、成果を共通の物差しで比べる | 段階の詳細な定義は非公開(研究開発中)。いまの位置を測る場合は診断を参照。 ## CTA 診断を選ぶ
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