# 部門別・AI活用診断
この資料は、部門ごとのAI活用の現在地を測り、次に投資すべき場所を決めるための診断様式である。読むだけでなく、記入して使うことを想定している。
## 1. 診断の前提
全社一律の導入が失敗する理由は単純である。部門ごとの現在地が違うのに、同じ道具と同じ研修を配るからである。この様式は、まず現在地を測り、その後に道具と研修の配分を決める順序を強制する。
## 2. 部門シート
対象の部門ごとに、次の欄を埋める。
| 項目 | 記入欄 |
|------|--------|
| 部門名 | (記入) |
| 職務数 | (記入) |
| 定形作業の多い職務(上位3つ) | (記入) |
| 最も難しいタスクを持つ職務 | (記入) |
| 最高性能の道具を日常的に使う人数 | (記入) |
| 最難タスクを最高性能に渡した経験のある人数 | (記入) |
## 3. 対象タスクの選定
各部門から、次の2種類のタスクを挙げる。
- 定形候補: 手順が決まっており、成果の判定が容易なタスクを3つ。床に移す候補である
- 最難タスク: その部門の中で最も難しく、今も人が担っているタスクを1つ。天井を測る題材である
選んだタスクは、診断期間中は変更しない。
## 4. 検証方法
定形候補は、現行の手順と道具を使った場合の所要時間を記録する。最難タスクは、同一タスク比較を実施する。実行回数は各対象で2回以上、記録は[比較テンプレート](../../#comparison)の様式に従う。
## 5. 判定と次の投資先
部門シートと検証結果を突き合わせて、次の3つに分類する。
- 定形の割合が高く、測定経験が少ない部門: 床への移管を最優先に投資する
- 測定経験はあるが、結果が職務設計に反映されていない部門: 職務記述書の書き直しに投資する
- 最難タスクで壁が確認できている部門: 天井側のスキルと体制に投資する
## 6. 始め方
この様式の実施支援と、部門別の結果の読み込みは、[申込](../../?utm_source=content_page&utm_medium=web&utm_campaign=floor-ceiling-001&utm_content=17-org-pdf#apply)から始められる。まずは対象部門を1つ決めて、部門シートの1行目から埋めること。
## この観測が見ている5つの前提
- 床は自動で上がる
- 天井は触れた分しか上がらない
- 床は脅威にも足場にもなる
- 同じ30円(月200回×0.15円)が、ある人を代替し、別の人を拡張する
- 定着した仕組みは床の上昇で陳腐化(腐敗)する。評価と改善ループで検知し、構成を作り直して登り直す
## 成長の4段階(一般論)
| 段階 | 何をしているか |
|------|----------------|
| 1. AIを知る・比べる | 気になる仕事で複数のAIに同じ指示を出し、出力を比べる |
| 2. AIで試す・扱う | 難しく重要なタスクを選び、AIにどこまでできるか試す |
| 3. AIを仕組みにする | 繰り返す手順をまとめ、同じ結果を出しやすい形にする |
| 4. AIを広げて事業にする | 同じ仕組みを他の業務・顧客に広げ、成果を共通の物差しで比べる |
段階は目安だ。組織の現在地は、診断で測れる。
## CTA
[申込 — 部門別診断の実施支援](../../?utm_source=content_page&utm_medium=web&utm_campaign=floor-ceiling-001&utm_content=17-org-pdf#apply)
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