# 上がってくる床は、乗れば足場になる

AIは使っている。でも、どれを使っても同じに見える。

その状態の抜け方は簡単で、手元の難しい資料を、安いモデルと高いモデルの両方に渡してみることだ。この記事はその前に、いま何が起きているかを3つだけ説明する。

## 1. 床の水準は、放置しても毎月上がる

OpenAI の GPT-5.6 Luna は、2026-07-30に前世代比80%の値下げで投入された。API単価は input $0.20/1M・output $1.20/1M(2026-08時点・為替150円/$)。典型的な日常タスク(入力2,000・出力500トークン)は、1回約0.15円で済む。

15銭で、要約・下調べ・たたき台の類が買える。この「誰でも使える水準(床)」は、放置していても毎月上がっていく。

## 2. その床は、乗れば足場になる

上がる床を怖がる必要はない。床の上の作業を0.15円で外注して、空いた時間を難しい仕事に使えば、床は足場になる。外注せずに同じ作業を続けると、その部分だけ毎月相対的に沈んでいく。

## 3. 高いモデルの差は、難しい資料でしか出ない

GPT-5.6 Sol のような最高性能モデルが差を出すのは、難しい資料・複雑な条件・長い文脈の処理である。ここは「自分の天井」に関わる部分で、差を実感した分だけ、自分の仕事の上限が上がっていく。

## 今日の入口(10分)

1. 手元の難しい資料を1つ選ぶ(論文、判例、仕様書、決算資料など)
2. 同じ質問を GPT-5.6 Luna と GPT-5.6 Sol の両方に渡す
3. 出力を並べて眺める。差がなければ、その仕事は床で足りる。差が出たら、そこが天井側の仕事である

この10分を数回繰り返すと、「何を安いモデルに任せ、何を高いモデルに渡すか」が、感覚ではなく自分の記録で決まっていく。

この先の全体像(床と天井の対比と成長の4段階)は導入の正本へ。入口の選び方は診断のLPで関心から1つ選べる。

## 出典

- OpenAI API 料金ページ: 
- GPT-5.6 の価格性能に関する発表(Luna の前世代比80%値下げ): 

価格と為替は 2026-08-22 時点の公開情報に基づく。改定後は再計算のこと。

## Campaign locked propositions

- 床は自動で上がる
- 天井は触れた分しか上がらない
- 床は脅威にも足場にもなる
- 同じ30円が、ある人を代替し、別の人を拡張する
- 定着した仕組みは床の上昇で陳腐化(腐敗)する。評価と改善ループで検知し、構成を作り直して登り直す

## 成長の4段階(一般論)

| 段階 | 何をしているか |
|------|----------------|
| 1. AIを知る・比べる | 気になる仕事で複数のAIに同じ指示を出し、出力を比べる |
| 2. AIで試す・扱う | 難しく重要なタスクを選び、AIにどこまでできるか試す |
| 3. AIを仕組みにする | 繰り返す手順をまとめ、同じ結果を出しやすい形にする |
| 4. AIを広げて事業にする | 同じ仕組みを他の業務・顧客に広げ、成果を共通の物差しで比べる |

段階の詳細な定義は非公開(研究開発中)。いまの位置を測る場合は診断を参照。
## CTA

難しい資料を両モデルへ

30秒で現在地を知る・5択診断を試す

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